ストーカーの誕生

ストーカーをつくりだすのは、自称被害者です

こう書くと語弊が生じるかもしれませんが、単純恋愛タイプ、報復タイプのストーカーに限っていえば、こんな乱暴な表現でもあながち間違っているとも言えないのが現状です。

このサイトでおもに取り上げているのは恋愛のもつれによるストーカー=単純恋愛タイプ(単純恋愛ストーカー)、報復タイプ(報復型ストーカー)です。

ストーカーはつくられる

多くの人は、ストーカー=しつこい人という偏見で捉えている傾向にあり、ちょっとだけつきまとったり、ちょっとだけ頻繁にメールを送ってきたりする程度なのに「ストーカーだ」と決めつけてしまうことがあります。

「そのちょっとが問題なんだよ!」という意見もあるかもしれません。
しかしながら、程度の軽いものまでストーカー扱いしていたら、正常なストーカー対策というものが成り立ちません。ですから、程度が軽いものは考慮いたしません。

反対に、端から見ていて、ストーカーじゃないの?と思っていても、当事者が「私に気があるけれど気が弱くて、声が掛けられないだけだよ」って思っていれば、ストーカーにはならないのです。

つまり、接触を受けた人がどう感じたかによって、その行為者がストーカーになるかそうでない人になるのかが決まるのです。

第三者から見て、いかにもストーカーである、と断定できる者もいますが、何はともあれ、当事者以外がストーカーとよぶのは控えるようにしてください。
誰かが、「ストーカー」だと決めつければ、そうよばれた人は「ストーカー」=『犯罪者』だと思われてしまいます。

ストーカーとよばれて

ストーカーとよばれてしまった人の感情は、3つのタイプに分かれます。反省するタイプ、全然気にしないタイプ。そして、怒りを感じるタイプです。

反省するタイプ

自分の行為は許されるものだと思っていたけど、ストーカーだとよばれるほど相手に迷惑をかけていたのだなどと反省するタイプです。

反省したからといって、ストーキングをやめるとは限りません。

全然気にしないタイプ

「まぁそんなものか」ぐらいに考えるタイプです。

ストーキングをやめる人もいれば、続ける人もいます。

怒りを感じるタイプ

「人を犯罪者扱いするな」と怒りをあらわすタイプです。自分の行為そのものが犯罪だとは思っていない(実際に犯罪行為にあたらないことも多い)ため、「ストーカーだ」とよんだ人物に対して、報復行為を展開することがあります。

すべてが報復行為に移るわけではなく、怒りを感じたまま、ストーキングを行わなくなる人もいます。

ストーカーをつくらないためには

恋愛のもつれによるストーカー(とくに報復型ストーカー)に限っての話ですが、元恋人や元配偶者をストーカーにしないためには、とにかく話し合いを行うことが必要になるでしょう。
ケンカや別れの理由について、感情論で話すのではなく論理的に納得ゆく説明を行うよう努力しましょう。

もし、相手を怒らせてしまったとしても、何度も話す機会をつくって、相手に納得してもらうまで努力をしてください。『出会いは困難、別れは簡単』なんて神話はありません

このことは別のページでも触れています。

inserted by FC2 system