ストーカーとは

ストーカーとは、特定の相手に、つきまとったり待ち伏せしたり、面会や交際などの要求をしたり、無言電話をしたりして困らせる人を指します。

そのうち、ストーカー規制法が適用されるのは、

恋愛感情などの好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を伴った場合

です。そうでない場合の行為にかんしては、軽犯罪法、刑法などが適用される場合があります。

ストーカーの種類

一般的にストーカーは、単純妄想タイプ、単純恋愛(恋愛妄想)タイプ、エロトマニアタイプ、報復タイプの4つに分類されると言われています。

エロトマニアは直訳すると恋愛妄想のことをさしますが、ここでは別のタイプとして扱います。そのため一般的には恋愛妄想タイプとよばれているものを単純恋愛タイプと置き換えて表現しています。

このサイトでおもに取り上げているのは単純恋愛タイプ(単純恋愛ストーカー)、報復タイプ(報復型ストーカー)です。

単純妄想ストーカー

過去の家庭内暴力や心理的虐待のパターンの延長。被害者との関係が切れた後の力と支配を求める。「お前を手に入れられるのは私だけだ」という結論に動機付けられストーキングを行う。振られた相手にストーキングする人はここに当てはまります。

単純恋愛ストーカー

ストーカー自身の自尊心が低く、その自尊心を向上させてくれるに違いない特定の性質をもつ被害者を選択しストーキングを行う。いわゆる恋愛に臆病なタイプで、純粋な好意の感情をもっている場合が多い。

エロトマニアストーカー

「相手の方が私を好きであって、私は別にそうではない。相手は幸福のために私を必要としている。それなのに、いつも反対の行動ばかりとっているから、私がなんとかしなくては!」と考えている。歪んだ正義感にも似たような歪んだ感情がもとになっている。

報復型ストーカー

被害者から特定の行動の変化という反応を引き出そうとする。不当な扱いを受けたり、権利が侵害されたと感じとると、その責めを負うべき人々を苦しめようとし、きちんと埋め合わせするまで『加害者』につきまとう。一方的な酷い振られ方をするとこのタイプのストーカーになる場合が多い。

ストーカーの正体

男の人もいれば女の人もいます。
日本においての構成比はおよそ男85%、女15%ぐらいといわれています。これは、当局に届けられたストーカー事案を元にした数値であるため、探偵業者が請け負って解決したものや、潜在数を考慮するとその構成比は男:女=8:2になるのではないかといわれています。

ストーカーと被害者の関係

一般的に、ストーカーというと「見知らぬ人」がやっているような印象が強いようですが、その割合は全体の10%以下とされています。
被害者と面識のある人物がストーカーである場合がほとんどです。

inserted by FC2 system